柴犬の立ち耳ケア — ふくの外耳炎ヒヤリから学んだ毎週ルーティン
「柴犬は立ち耳だから耳のトラブルが少ない」と思い込んでいたのは、ふくが3歳の時に外耳炎一歩手前と診断されるまでの私です。逗子の海風が強い日、散歩から帰って耳を覗いたら、いつもより黒っぽい汚れがたまっていて、翌週には頭をしきりに振るようになりました。
この記事は、その時の反省から私がやっている耳のお手入れと、お世話になっている獣医さんに教わったポイントをまとめたものです。獣医ではないので断定的な話はできませんが、似たような不安を抱えている飼い主さんの参考になればと思います。
立ち耳でも油断できない理由
柴犬の耳は確かに垂れ耳犬よりは通気性がいいです。でも逗子のように海と山が近い土地だと、砂・潮風・草の種・花粉と、耳に入り込むものが多いんですね。
ふくが診察を受けた時、獣医さんに言われたのは「立ち耳は穴がむき出しだから、垂れ耳とはまた別の意味で異物が入りやすい」という話でした。**「立ち耳=安心」ではなく、「立ち耳には立ち耳のリスクがある」**という認識に変わったのが、その時の私の一番の学びです。
私が週1回やっているチェック手順
毎週日曜の夜、ふくとあんを順番にチェックしています。所要時間は2匹で15分くらいです。
- 明るい場所でふくを膝の上に座らせる
- 耳の根元をめくって、内側の色を見る(健康ならピンク、赤いと炎症の可能性)
- ニオイを嗅ぐ(甘酸っぱい・カビ臭はトラブルのサイン)
- 綿棒は使わず、コットンを指に巻いて見える範囲だけ拭く
- 異常がなければご褒美
綿棒を奥まで入れるのは絶対NGだと獣医さんに何度も言われました。耳道はL字型に曲がっていて、奥まで突っ込むと汚れを押し込んでしまうそうです。私も最初の頃は綿棒を使っていて、これも反省ポイントでした。
散歩後の砂・草の種チェック
逗子は砂浜散歩も多いので、海から帰ったら必ず耳の外側を軽く拭きます。指でめくって砂が見えたら、湿らせたコットンで取り除く。これだけです。
草地を走った後は、草の種(特にオヒシバ)が耳に入っていないか確認します。これが奥まで入ると自力では取れず、麻酔をかけて摘出になるケースもあると聞いて、ヒヤッとしました。あんはまだ2歳で草に突っ込みたがるので、草地散歩の後は念入りにチェックしています。
シャンプー時の耳トラブル予防
月2回のシャンプーの時、耳に水が入らないように注意しています。獣医さんのアドバイスで、シャンプー前に綿球を耳の入口に軽く置いておくようにしました(奥には入れない)。
低刺激のシャンプーに変えてからは、耳周りの皮膚も荒れにくくなった気がします。
年齢・季節で変わるケアのポイント
ふくが3歳の頃と、今6歳になった今ではケアの頻度が少し変わりました。
3〜4歳の頃:活発に走り回るので草地や砂浜に耳を突っ込む機会も多く、週2回くらいのチェックが必要な時期がありました。外でじゃれた後の耳の中が、帰宅時には確実に何か入っている、というペースでした。
5〜6歳の今:落ち着いてきて草への突進も減り、週1回のチェックで安定しています。ただし逗子の梅雨〜夏(5〜9月)は湿度と潮風で耳のコンディションが変わりやすく、週1→2の頻度に上げています。
あん(2歳)は今が一番注意の季節です。若いうちは好奇心が強く、草地での耳トラブルリスクが高い。昨年夏に草の種が右耳に入っていて、コットンで取り除けないサイズだったので獣医に行きました(麻酔不要で取れましたが、ヒヤリでした)。
季節別の追加チェック
| 季節 | 特に気をつけること |
|---|---|
| 春(3〜4月) | 花粉・杉の粉が耳に入りやすい |
| 夏(5〜9月) | 海水・砂・高湿度で耳内の蒸れ |
| 秋(10〜11月) | 草の種(オヒシバ等)のピーク期 |
| 冬(12〜2月) | 外耳炎リスクは低め、ただし空気乾燥で耳の皮膚が荒れやすい |
食事と耳の健康のつながり
これは獣医さんに言われて意外だったんですが、外耳炎を繰り返す子はフードのアレルギーが背景にあることがあるそうです。ふくの場合は1回で済んでいますが、もし繰り返すようなら鶏肉以外のタンパク源を試してみよう、と相談しています。
知人の柴犬で、しつこい外耳炎が魚ベースのフードに変えてから落ち着いたという話を聞いたので、参考までに切替候補として比較したものを置いておきます。
普段使いの基準フードを見直したい時に、ヒューマングレード基準のものも候補に入れています。
やってはいけなかった失敗談
正直に書いておくと、私は最初の頃こんな失敗をしました。
- 綿棒で奥まで掃除:押し込み事故の典型例。獣医さんに叱られました
- 市販の耳掃除液を自己判断で使用:ふくの耳には合わず、かえって赤くなった
- 頭を振る仕草を放置:1週間放置したら炎症が悪化していた
特に最後が一番の反省で、「いつもと違う仕草」は2〜3日以内に獣医に見せるのが、結果的に費用も時間も短く済むと学びました。
異常を感じたら迷わず獣医へ
以下のサインがあったら、私は迷わずかかりつけ医に電話します。
- 頭を頻繁に振る・耳を後ろ足でかく
- 耳の中が赤い・腫れている
- 黒っぽい・黄色い分泌物が増えた
- 甘酸っぱい・カビっぽいニオイがする
- 触ると痛がる・嫌がる
ふくの時は3つ目と4つ目が出ていて、塗り薬1週間で治まりました。早めに行けば軽症で済むケースが多いそうです。
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まとめ
- 立ち耳でも砂・草の種・潮風で耳トラブルは起きる
- 週1回のチェックは「色・ニオイ・見える範囲だけ拭く」の3点
- 綿棒で奥を掃除するのは厳禁
- 散歩後は耳の外側だけ軽く拭く
- 異常を感じたら2〜3日以内に獣医へ
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この記事を書いている人
久保里奈(くぼ りな・39歳)
神奈川県逗子市在住のフリーランスデザイナー。
柴犬「ふく(メス・6歳)」「あん(オス・2歳)」と暮らしています。
柴犬専門で6年、咬みつき癖や手作りごはんの試行錯誤の記録を綴っています。
タグ: #病気サイン#アレルギー#失敗談#逗子