犬がいる家のハウスクリーニング、自分ではどうにもならない場所があった

犬を飼い始めてから「ちゃんと掃除している」と思っていたけれど、ある日エアコンのフィルターを外したときに考えが変わった。

フィルターの裏側に、犬の毛がびっしり詰まっていた。表から見る部分は毎月掃除していたが、内部のファンや熱交換器は一度も触っていなかった。換気口から吐き出された空気に、ずっと犬の毛と皮脂が混じっていたかもしれない。

ふく(6歳)とあん(2歳)の2頭と暮らすうちで、掃除だけは妥協しないようにしてきたつもりだった。が、「自分が触れない場所」が確実に存在する、と気づいたのはそのときだった。

自分では限界がある場所

6年暮らして、犬のいる家で特に手が届かないと感じる場所は3か所ある。

1. エアコンの内部

フィルターより奥。ファンのあたりに犬の毛と臭いが蓄積する。市販のエアコン洗浄スプレーを試したことがあるが、プロが使う高圧洗浄とは別物で、表面だけ流れる感じだった。

2. ソファの奥と下

ウチのソファはL字型で、背もたれの内側と底部に入り込んだ毛は掃除機のノズルが届かない。あんが2歳でまだよくソファに上がるので、クッションをすべて外して掃除しても底面には毛が残る。

3. 排水口と洗濯機の槽

犬用の毛布やベッドカバーを洗うたびに、洗濯槽に毛が絡む。2か月に1度クリーナーを入れているが、年に一度は業者に洗ってほしいレベルになると感じている。

プロに頼むことにした経緯

きっかけは友人の一言だった。犬を飼っていない友人がうちに遊びに来たとき、帰り際に「なんか少し臭いするね、犬の臭いじゃなくて空調の臭いみたいな」と言った。自分では気づかなかった。

住んでいると臭いに慣れてしまう。それは分かっていたつもりだったが、「空調から出ている可能性がある」という指摘は想像していなかった。

翌日、エアコン専門のクリーニング業者を調べ始めた。いくつか見積もりを取って、対応が丁寧で料金が明確だったユアマイスターに頼んだ。

頼んだ後の変化

エアコンクリーニング後、翌朝起きたときにリビングの空気が違った。正確には、何かが「なくなった」感じ。犬の臭いというより、古い空気が消えた感覚がある。

ふくはエアコンの風が苦手で、あまり正面に座らない犬だったが、クリーニング後はエアコンの下でよく寝るようになった。これは偶然かもしれないが、私は「犬のほうが先に気づいていたのかも」と思っている。

費用について

エアコン1台(壁掛けタイプ・普通の家庭用)で作業時間は2時間弱だった。費用は業者や機種によって変わるが、見積もりをしっかり取ることで想定外の追加料金はなかった。

「高い」と感じるか「妥当」と感じるかは人によると思うが、年に1回の費用と考えると、私は「これは掃除機代より優先していい」と判断した。

毎日の掃除との組み合わせ

プロのクリーニングは年1回だとしても、毎日の掃除は変わらず必要だ。

うちの掃除ルーティンは朝のブラッシング(玄関先)、昼のロボット掃除機、夜の粘着クリーナー(ソファ)の3点セットで、これにプロのクリーニングを年1回組み合わせている。

犬の臭いを完全になくすことはできない

正直なことを書くと、プロのクリーニングをしても「犬の臭いゼロ」にはならない。それはそうで、生き物が2頭いる以上、臭いは毎日生まれる。

目的は「ゼロにすること」ではなくて、「自分が触れない場所に積もった汚れを定期的にリセットすること」だと思っている。エアコンのファンの奥や、ソファの繊維の中に蓄積するものは、日常の掃除の手が届かない。そこを1年に1度くらいリセットするのが、今の我が家のやり方だ。

来年はふくが7歳になる。シニア期に入ってからは、空気の質は今以上に気にするようになると思う。その前に、空調まわりをきれいな状態にしておきたかった。

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この記事を書いている人

久保里奈(くぼ りな・39歳)
神奈川県逗子市在住のフリーランスデザイナー。 柴犬「ふく(メス・6歳)」「あん(オス・2歳)」と暮らしています。 柴犬専門で10年、咬みつき癖や手作りごはんの試行錯誤の記録を綴っています。

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